森友問題
森友問題が騒がしい。
いろんな文書が出てきたが、当然だと思う。
私の仕事でも、プロデューサーによるコメントチェック(ナレーションの直しのことですが)があり、かなり無理な要求をされることがある。でも、チェック前に自分が書いたナレーションは、すべて保存してある。トカゲの尻尾として切られないように。
テレビ局にしても、これまでヤラセ問題などで、どれだけの尻尾を切ってきたことか。
話を戻すと、最初の頃は、官僚の中でもトップエリートである財務省の役人が、そんな馬鹿なことをやるわけがない、という意見が多々あった。朝日新聞の勇み足ではと。でも、近畿財務局の人たちの行動は、自己防衛でもあるけれど、そうせざるを得ない良心の呵責があったからではないのだろうか?
財務省を庇うような発言をする人達は、日本のトップエリート集団が太平洋戦争へと進んだ過去を忘れてしまったのだろうか?
安倍総理は、自分や夫人が森友の取引に関わったことは一切ないとって言って昭恵夫人の国会召致を頑なに拒んでいる。しかし、それは「お前たち残業しないで早く帰れよ」と言いながら、こなしきれない業務を押し付けている上司と変わらない。上司は「残業しろとは一切言ってません」と言い張るが。
「忖度」という言葉がよくでてくるが、忖度しなければいけないような状況に追い込んだ者に罪はないのだろうか。人事権が内閣にあり、首相が副代表、麻生財務大臣が特別顧問、閣僚の8割が会員になってる日本会議の大阪代表を名乗る籠池氏が作る学校なのだ。おまけに名誉校長に昭恵夫人の名があれば忖度しないわけにはいかなだろう。
閣僚の人事を行う内閣人事局を作ったのも安倍政権なのだし。
忖度せざるを得ないシステムを作り、忖度せざるを得ないところに名前を出したのだから、それだけで関係ないとは言えないはずだ。
私は、同じ日本に生まれたものとして、安倍晋三や麻生太郎はとても恥ずかしいと思う。
人間の価値は、出自や学歴ではなく、ましてや組織によって植え付けられるものではない。それぞれの個人が持っている価値観や正義感。
これからの若者たちは、自分の心体幹に自身持って、しっかりと進んでいってほしいと思う。
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