愛は地球を救うか?
今日、NHKのはじっこ革命が「募金」について取り上げていた。日本は、他の国と比べて募金や寄付がものすごく少ない。それをどうしたらよいかという内容だった。
寄付といえば思い浮かぶのが、日テレが40年にわたって毎年放送している24時間テレビだ。
「愛は地球を救う」などと銘打って視聴者に募金を呼びかけながら、視聴率が上がるのをよいことに、テレビ局もスポンサーも一銭の寄付をすることなく、利益を貪っている。
もちろん出演タレントにも(中には寄付をする人もいるみたいだけれど)多額のギャラが支払われている。
これは、もはや周知の事実。
ただ問題なのは、知らない人はいない大企業(テレビ局)や人気タレントが、自分たちの利益のために募金を呼びかけているということ。
私も募金しようと思うことはあるけれど、こんな現実を知ってしまうと、「この募金は、誰かが金儲けのためにやっているんじゃないか?」と疑心暗鬼になってしまう。
私がテレビ業界に入った頃、日テレのドキュメンタリー番組、Time21で「車椅子の花嫁」が放送されて、大変な評判になっていた。
打合せに行くと「誰か!可哀想で画になる身体障害者知らないか・・・」という言葉が飛び交っていた。
24時間テレビを観ると、日テレの体質は変わっていないんだなと思わされる。
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