利権闘争

今日、NHKの大河ドラマ「西郷どん」を観た。

「新選組」などを別にすれば、維新ものにはかなり違和感を感じてしまう。

というのも、幕府側以外はすべて「にっぽんのため」という大義名分で行動していると描かれているからだ。

明治維新を革命と思っている人がいるかも知れない。でも、それぞれの人物の行動を批判するのではないが、私は、明治維新を利権闘争だと思っている。

当時の日本は鎖国していて、藩による貿易は禁じられていた。しかし、薩摩や長州は、密貿易によって多額の利益を得ていた。貿易を独占したい幕府 VS そうはさせるかという薩長。それが明治維新になったと思っている。

戦争には莫大な費用が必要になる。何故、それを薩長が賄うことができたのか?それを考えただけでも両藩が密貿易で得ていた利益がわかる。おまけに、尊王攘夷(天皇を敬い、外国人排斥する)という名目で始まった運動なのに、薩長が勝った途端に鎖国を解いて開国してしまった。


学校の日本史で、明治維新を教わったときから、私にはどうしても理解できなかった。

「歴史は勝者によって作られる」。韓国や中国の歴史認識を言う前に、日本も明治維新を見直したほうが良いのではないだろうか。

山口県(長州藩)出身の安倍総理が、利権で動いていないことを信じたい。





これでいいのかな?

テレビ業界で働くフリーのディレクターです。だから何?ときかれても困りますが、気の向いたときに、世迷い言を書いています。

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