テレビ局の正義
最近、働き方改革法案とか、高度プロフェッショナルとか言われているが、全く置き去りにされている場所がある。テレビ業界の下請けである。(多分、新聞や雑誌も同じだと思うが)。私は最近NHKの番組を作ることが多いので、それを例にとって話すが・・・
番組の企画募集が来る(当然、予算は決まっている)→企画を提出する→選考が行われる→番組のラインアップが決まる→局から様々な事情により予算削減が言い渡される(この時点で企画の縮小は一切認められない)→皆、睡眠もとらずに必死に働く(もちろん残業も手当も出ない)。
局のプロデューサーは言う「良い番組を作るために皆で頑張ろう!」
でも、局員である彼(彼女)には、残業代も手当も、さらに経費でホテルをリザーブすることもできるだ。私は、毎日自転車で通い、最後は事務所のソファーで仮眠をとっていた。
なんか、愚痴ばかりになってしまったが、私みたいな人間も、高度プロフェッショナルになってしまうのだろうか。
マスコミが本質に切り込んでいないのは、すべてがブラックだからだと思う。
どのテレビ局も、奴隷を使わなければ、局員の高額報酬を維持できないのだから。
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