らしい?らしくない?
高校野球で岡山の創志学園が2回戦で敗れた。理由は大会屈指の豪腕、西純矢投手が、打者を打ち取ったときに、派手なガッツポーズをして雄叫びを上げ、それを審判に注意されてリズムが乱れたからとも言われている。
今は分からなけど、昔は、ピッチャーゴロでどう考えてもアウトなのに、ファーストに思い切り走らないと「高校生らしくないプレーですね」なんて解説者に言われていた。
今も、金髪ロン毛ピアスの選手は見たことがない。多分、高校生らしくない、という理由で出してもらえなのだろう。まあ、そういう人は、野球部には入らないと思うが。
私は◯◯らしい、とか、〇〇らしくないという言葉も、その価値観も大嫌いだ。子供らしい、高校生らしい、社会人らしい、男らしい、女らしい。それって何?
高野連は「ガッツポーズは相手を侮辱する行為。日本の武士道精神にも反する」などと言っているみたいだが・・・
そもそも武士道とは、戦国時代に起こった考え方であり「卑怯の謗りを受けてでも戦いに勝つことこそが肝要である」。というところから明治になって「何事にも異論を挟まず主君の命に従う」と変わっていった。
と考えると、高野連の言っていることは、俺達の言ってることに従わない奴は、武士道精神に反する、ということなのだろうか。
今は、男らしいも、女らしいも〇〇らしいの境界線がなくなっている時代。〇〇らしくない、などと言っている年寄りは、さっさと退場してほしい。
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