貧乏性のこだわり

ある方のお宅にお伺いしたときのこと。軒先に洗ったジップロックが吊るされているのを見た。その方の収入を考えれば使い捨てにしても困らないのに・・・

私の若い頃、チャック付きのビニール袋は登山にとても重宝だったけど、とても高価だったので、何回も繰り返し使っていた。そのせいか今も1回使ったくらいでは捨てられず、私の部屋には使い古しのジップロックが山積みになっている。

NHKの喫煙室で会った俳優さんは、ケースから吸いかけのタバコを取り出し、2,3口吸ってもみ消し、またケースに入れていた。

他にも、サランラップを丁寧に剥がして何回も使う人や、テーブルにこぼれたお酒に口をつけてすする人や、紙ナプキンを裏返して何回も口を拭く人や、チビた石鹸を新しいものに貼り付ける人や・・・

貧乏性と言われればそれまでだけれど、中年以上の人たちには、何かしら無駄にできないこだわりがあると思う。

今の若い人たちはどうなのだろうか?

これでいいのかな?

テレビ業界で働くフリーのディレクターです。だから何?ときかれても困りますが、気の向いたときに、世迷い言を書いています。

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