下請けの苦労
報道ステーションで、JR西日本の社員研修を見た。
安全意識を高めるために、線路の至近に作られた作業用の溝に入って、新幹線のスピードを体感するというもの。番組では、なぜこんな恐怖を感じる危険な研修の必要があるのか?という意見を言っていた。
でも、言いたい。
その溝は、新幹線の保守点検をするために作られたもの。番組では触れていなかったが、その作業をしている人たちがいるのだ。多分下請けだろうけど。
報道ステーションでも、本当に危険なところには、どんなに報道の必要があっても、テレ朝の社員を派遣することはない。下請けに発注するだけ。
私は過去にニュースステーションの取材をしたことがあるが、テレ朝に企画が通って予算も出ているのに「この取材にテレ朝は一切責任がありません」という書類にサインさせられた。
JR西日本の研修は、安全意識を植え付けるというより、自分たちの給料はこうした人達の仕事によって支えられていると考えさせる意味で、とても意義があると思う。
サインさせられたプロデューサーは、テレ朝の社長になった。
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