奴隷制国家 日本

出入国管理法改正案(外国人労働者受け入れ拡大の法案)が成立した。

これは、深刻な人手不足に悩む経済界の要請によるものだそうで、「少子高齢化時代で労働力が不足するから、その補充は早急の問題だ」と総理も国会で言っていた。しかし、どうにも納得できない。


確かに今の日本では、農業や漁業などの1次産業や、建築労働者、看護・介護師、保育現場等様々なところで深刻な人手不足が起きている。そうした労働は、人間が生きていく上では絶対必要なのに、人が集まらない。それは、生活することができないくらいに対価が安いからだ。


私は若い頃大手ビール会社で営業をしていて、それなりの報酬を貰って生活にもなんの不安もなかった。でも、ビールなんて飲みたい奴は飲むし、わざわざ売りつけて何がいいのだろう。大体、酒類なんか飲まないほうが社会的にも健康的にもいいのにテレビCMまでしている。そんな、クソの役にも立たない仕事をして、上記の人たちとは比べ物にならない高給を貰っていた。


今の日本は、上層の人たち(大企業の正社員や官僚など)とそれ以外の労働者の2極分化が起きている。上層の人たちは、若い頃の私のようになんの役にも立たない仕事をして高給を保証され、退職後は高額な年金を貰いながら関連企業に横滑りしたり天下りしたりする。


そうした、何も価値を生み出さない人たちの高額な報酬を支えるには、労働者をタコ部屋のような環境に押し込めて搾取しなければならない。もう日本人にはタコ部屋に入ろうという人(残っているのは素晴らしい人ばかり)がいなくなってきたので、海外から募集した。それが、入管法改正案。

これは、まさに奴隷制度。日本人として恥ずかしくない日本を作るには、大改革が必要だと思う。既得権益で生きている経済界の人たちに考えてほしい。

今、あなたが貰っていう報酬は、本当にそれだけの価値がありますか?

これでいいのかな?

テレビ業界で働くフリーのディレクターです。だから何?ときかれても困りますが、気の向いたときに、世迷い言を書いています。

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