「令和」・・・安倍王国誕生
新元号が「令和」に決まった。
意見は様々あるだろうが「令」という字でどんな単語を思い浮かべるだろう。
命令、指令、号令、戒厳令など。意味として出てくるのも、いいつけ、きまり、おきて、など上から押し付けられるものばかりだ。
「和」の意味は、おだやか、のどか、なかよくする、など。
「令和」という文字を見て、「上が決めたことは逆らわずに受け入れろ」と思ってしまうのはあまりにひねくれた見方だろうか?
出典については万葉集とのことで、NHKニュースでは、
引用されている序文は「初春の令月(れいげつ)にして気淑く(きよ)風和ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉を披き(ひら)、蘭は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かお)らす」です。この中に、「令」と「和」の2文字が使われています。
などと言っているけど、これでいいなら「初風」でも「蘭薫」でも出典になってしまう。
何より気になったのは発表の後、安倍首相がまるで自分が素晴らしい国になることを願って決めた、みたいな感じで記者会見を開いたこと。
確かに天皇は「象徴」であって政治には関われないことになっているが、元号は政治か?
次の天皇は退位後、令和天皇と呼ばれることになるのだから、皇太子のお言葉をいただくのが当然ではないだろうか?
天皇を最高神とする神道関係の人や右翼の人たちは、これほど蔑ろにされ、軽んじられ、政治に利用されている天皇をどう思っているのだろう。
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